〒326-0803 栃木県足利市2220
お問い合わせはTEL.0284-41-2627
   FAX.0284-41-1136

建 築 物 案 内

 

 本堂(国宝)
本堂は鎌倉時代、建久7年(1197年)に足利義兼が持仏堂として建立したものを、その後足利義氏が方5間の大堂を建立したが、1129年の火災で失い、尊氏(たかうじ)の父・足利貞氏(さだうじ)により正安元年(1299)に再建したもの。

鎌倉時代に当時中国の最新の寺院建築様式の一つであった禅宗様(ぜんしゅうよう)をいち早く取り入れたもの。
密教寺院における禅宗様仏堂の初期の例として、また関東地方における禅宗様の古例として貴重な文化財である。平成25年(2013年)に国宝指定。

ご本尊様は胎蔵内大日如来。申年、未年の守り本尊である。後方壇に弘法、興教の二大師、開基鑁阿上人(足利義兼)像をはじめ、明治維新まで、堀の外に祀ってあった塔頭十二支院の御本尊を安置している。



 


大銀杏(天然記念物)
樹齢約650年、周囲約10m。見頃は11月下旬で、見上げるほどの巨木に、圧倒的な量の黄金色の葉が壮麗で見事。


 


一切経堂(国指定重文)
寺伝では開基、足利義兼公の創建となっているが現存の経堂は1407年に関東管領足利満兼により再建されたもの。
内部に八角の輪蔵があり、一切経二千巻余(黄檗版)を蔵している。 普段は公開していないが、大きな行事の時や市の文化財公開日には内部を見ることができる。また団体での見学は随時公開する。



 

多宝塔(県指定文化財)
足利義兼の創建と伝えられるが、江戸時代の元禄5年(1692年)徳川五代将軍の母、桂昌院尼公の再建したもの。
金剛界大日如来と勢至菩薩をお祀りしている。
勢至菩薩は俗に二十三夜尊といい午年の守り本尊で、毎月二十三日の午後から夕方にかけて、お堂を開けている。参拝者には「お種銭」を差し上げている。種銭を持っていると、お小遣いに不自由しないという言い伝えがある。






楼門(山門)(県指定文化財)
足利幕府十三代将軍足利義輝の再建。両側の仁王像は桃山時代の作。


 
不動堂(市指定文化財)
鎌倉時代初期建久7年(1196年)に足利義兼が建立したのがはじまりとされ、安土桃山時代の文禄元年(1592年)に生実御所国朝が再建。
本尊は平安時代作の不動明王像で、興教大師が彫り込んだ像を成田山から勧請してきたとされる。

クラファン

クラファン